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そしてそこを乗り越えれば、人として成長し、社会人としてのレベルが上がります。 そういう意識を持った社会人が増えてくれればいいですよね」と笑顔で語った。
では、そもそもM物産の性格とはどのようなものか、と質問をする。 「利益を上げることは大切ですが、それをまず考えるのではなく、使命感や理想を高く、物事に取り組む意識を持つことだといえます。
これを突き詰めていけば、利益は後からついてきますから」という。 もう少し具体的な説明を求めると、「今どうなのか、だけを考えるのではなく、5年先、10年先にどうなっていくのかを考える。
そして今、直接的な利益にならなかったとしても将来可能性があるということに挑戦することが、何よりも大事」と答えてくれた。 この話の中で勘違いしないでいただきたいのは、何の根拠もなくやりたいことをやる、ということではない。
長期的に物事を考え、将来のために今どうすればいいのかを常に考える。 そういう姿勢をいつもとるのが、M物産の性格なのだと私は思う。
一息入れてK村さんは語った。 「たとえば30年前から取り組んでいるカタールの天然ガスプロジェクト。
これは当初、原油よりも取引価格が高くて商売としては非効率的だった。 しかし、やり続けることで、カタール経済に貢献しただけではなく、現在の国際的な『脱原油』エネルギー政策の潮流では、日本のエネルギー供給構造の、リスク分散にも大きく貢献しています。

30年前は『これってどうなの?』という状況であったが、先人達が長期的な視点で取り組み続けた結果、今の成功があるといえるのです」とM物産の性格がもたらした事例を教えてくれた。 もちろん、成功もあれば失敗もあると思う。
しかし常に先を見続けることで「今」の成功を作り出し、その今の現状に満足しないでチャレンジし続ける意識が大切なのだということが納得できた。 さらにこうも言った。
「要するに、平時に危機意識を持つことができるか。 それがじつは将来の安定につながる」と。
わかりやすい表現である。 こういう意識を持っている人材こそ、M物産の求める人物になるのだろう。
ほかに社としての性格を聞くと、「文句を言うことはいいことなのです。 文句があるということは、課題に対する何らかの提案を持っているから。
ただし文句を言うだけ、分析するだけの単なる評論家は全く必要ない」また、「上司が指示をした時に、完全に理解や納得していないにもかかわらず『わかりました』というと叱ります。

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